日常サイト音楽思索エレファントカシマシ屋久島一人旅未分類
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2008.09.21 Sun
・昨日はバイト先の某予備校で,模試監督のアルバイト.
 朝の7時半から晩の9時半まで.14時間.
 ここで働き始めてもう6年になるけど,
 質・量ともに,この6年間で一番働いた気がする.
 終盤はもう頭と心が乱れっぱなし,
 負のオーラ出しまくりで働いてた気がする.

 で,そんな乱れた頭で,
 仕事終わりにぼんやり考えていたことを書き留めるのである.
 特に順番も脈絡もない,箇条書きです.


・なーんか最近,若いアルバイトの子たちの些細な言動が
 目につくようになってきてしまいました.
 うーん,そろそろ歳だねえ.


・6年間やってきたおかげかどうかわかんないけれど,
 「この子は仕事ちゃんとやってくれそうだな,
  やれるな,この先も一緒に働いてほしいな」
 というのが,その子のちょっとした振る舞いから見えてくるようになった…気がする.
 こういうのって,その子のバイト経験が浅いか深いかなんてのは,あんまり関係がない.

 もちろん,そればっかりで判断するのは危険なのかもしれないけれど.


・自分は大して仕事できる人間ではない,という意識は常に持っているのだけれど,
 最近,
 「あれ,俺,実は普通に仕事こなせてるのか?」
 と錯覚してしまうぐらいに,
 普通の仕事をこなせないバイトの子が増えてきている…ように思う.
 
 「試験監督中に携帯をいじる」
 「試験監督中に寝る」
 「試験監督中に机の上にアゴを乗せる,頬杖をつく」
 「職員に提出する用紙の数勘定を間違える(時間的余裕アリの状況で)」
 「職員に提出する用紙の提出前のチェックミス」
 「最終的に職員に提出するチェックリストの裏面に落書きする」

 他にもいろいろあるけれど,最近あったのではこんな感じ.

 なんだろう,こーゆーことって,
 「自分の立場」と「他者の視点」を考えながら仕事していたら,
 普通は起こらんよなあ,と,俺個人としては思っていたのですが.

 「自分の立場」は,当たり前ですが,「予備校の模試監督者」.
 その上で,例えば,学生(=お客様)という「他者の視点」を考えたら,
 自分が携帯いじったり寝たりダラっとしているのは,
 その他者から見たらマイナスのイメージになるに決まっているのだから,
 それだけで上記前半の三つの行為は絶対しないハズ.
 また,例えば職員という「他者の視点」を考えたら,
 自分の提出物を見てその他者がどう思うのか,
 その提出物をその他者がどういう用途で利用するのか,
 それを考えたら上記後半の三つの行為は絶対しないハズ.
 少なくとも,そうしないよう心掛けるハズ.

 「そんな,他人の目ばかり気にして仕事して,しんどくないですか?つまんなくないですか?
  そんな,みんなに良い顔しようとしちゃって(ニヤニヤ)」

 みたいに思う人がいるとしたら(いるのか?),
 「そりゃ,あんた,そういうハナシしてんじゃないですよ」.
 
 とにもかくにも,最近の若い子,何か足りてない気がする.

 
・「試験監督中のこんな行為はクレームになります,やめてちょ」
 というのは事前に職員から説明があるものの,
 それがちゃんとアルバイトの子たちに伝わっているかは,また別問題で.

 伝えられた側が,
 自分が過去に相手方の立場でそういう不快な経験をしていたり,
 自分の視点をその「他者の視点」に移して,
 「ああ,これは確かに,イヤだなあ」
 と,自分の実際の感覚として落とし込まない限りは,本当の意味では伝わらない.
 本当に伝わったのなら,それに応じて自分の振る舞いも変わってくるものだと思うのだけれど…

 あー,「伝える」と「伝わる」は全然違うもんなのだなあと.
 「伝わる」ためには,伝える側の努力はもちろんのこと,
 伝えられる側の努力も必要不可欠なんだけど,
 「努力してね」と受け手に「伝える」のは,結構難しい…
 難しいから,信頼に任せてる部分が大きくて,
 その信頼が裏切られることが結構大きい,というのが,最近の状況?
 
 ならば,伝える側にさらなる努力と工夫が求められるのかな,と.
 伝えられる側が,自ずと努力してしまうような伝え方が必要.


・ええと,少し脱線したけど,要約すると,最近の若い子の中には,
 「想像力」が足りてない子が増えてきているような気がする.
 自分の振る舞いが周りにどう影響するのか,
 他者の目にはどういうふうに映っているのか.
 それを考える力が足りていないような気がする.
 これは,アルバイトの子たちじゃなくて,浪人生を見ててもそう思う.
 だってその力があるなら,自習室の前で座り込んで談笑しない,よね?

 
・…実はすごく当たり前のことを言っているだけ(のハズ)なのに,
 こうやって書き出してみると,なんかエラそうに見えるのは何でだろう.

 自分について言うと,俺は心が狭いので,結構いろんなことですぐ
 「イラッ」とする人なんですが,その分だけ,
 「あ,これは『イラッ』とさせるな」
 という行動は何となくわかっているつもりなので,
 なるべくイラッとさせないように日々努力はしているつもりですが…
 いろいろイラッとさせていたら,ごめんなさい.


・いろいろ書きましたが,
 もちろんみんながみんな「?」な子というワケでは全然なくて,
 中には必ず,「ああ,この子はちゃんとやれる子だな」という子がいます.
 ありがたいことに.
 ただ,やっぱり「?」な子が最近は増えてきてるなー,
 というおハナシでした.
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2008.09.18 Thu
・エレファントカシマシ『新しい季節へキミと』.

 正規音源が発売されるまでは,
 youtubeのPVをiPodに落とし込んで聞くのがもはや通例となっている.
 聞けば聞くほど好きになる,非常に良い曲である.
 現在再生回数60回ぐらい.
 この季節に外を歩きながら聞くと,非常に良い感じである.


・映画『ジャージの二人』と『20世紀少年』を見る.
 前者の元は小説,後者の元はマンガだけれど,
 どちらも原作に忠実であった.
 
 『ジャージの二人』
 相変わらず,堺雅人さんの「基本ほほえんでいる」演技が好きなのである.
 梅田ガーデンシネマという,小さな映画館での上映であった.
 特筆すべきは,映画の内容どうこうと言うより,その小さな映画館で
 友達とその彼女さんと出会ってしまった僕の挙動不審ぶりである.
 1対2では勝ち目はないのである.
 
 『20世紀少年』
 配役が原作のまますぎてスゴイ.
 どんなに馬鹿で格好悪くて勝ち目もなくても,
 悪に立ち向かうヒーローはやはり格好いい.
 原作はハナシが長くなり過ぎて,
 途中から何がなんだかよくわからなくなってしまったので,
 三部作でキレイにまとめてくれることを期待する.
 時間ができれば,原作をもう一度イチから読み直してみたい.
 
 
・最近,森見登美彦の小説を少しずつ読み始めている.
 とりあえず『太陽の塔』を読んで,現在『四畳半神話大系』を途中まで.
 どちらも冴えない,いや冴えないというワケではなくて,
 何かが間違っている京大生の話であり,おもしろい.
 文体も非常に僕好みである.
 
 ちなみに僕は,こういう文章を書くとき,非常に文体を気にするタチである.
 いつも改行の位置と,一人称を『俺』にするか『僕』にするかで頭を悩ませているのである.
 
 
・高世えり子さんの『理系クン』というマンガを読む.
 文系の作者が,とても理系な男の子と出会い,結婚するまでを描いた,
 文系女子による理系男子の観察日記である.
 なぜか大学生協の本屋に平積みされていた.
 「理系男子よ,絶望するな」という,大学生協からのメッセージなのか.
 
 中で描かれている『理系クン』は情報系の理系クンであり,
 奇しくも僕と同じである.
 なるほど,客観的に見て,僕は7割ぐらいこの理系クンと同じであると思う.
 違うのは,この理系クンほど研究に対して一途ではないということと,
 この理系クンほど好きな女性に対する努力をしていないということである.
 
 僕自身としては,自分のことは実に中途半端な理系,
 理系:文系=5:5ぐらいのつもりでいるのですが,
 他人の目にはどう写っているのだろう?
 
 
・他人が見た自分について,もう一つ.

 一度合コンなんぞに行ってみたことがあるのだけれど,
 そのときに一度会ったきりの女の子が,
 実は僕の研究室の友達の友達であったことが後でわかり(世間は狭い),
 そのルートで『初対面の女性から見たヒダカヒトシ像』という,
 実に興味深い情報が伝わってきた.
 その内容は以下の通りである↓
 
 「○○○○○○?に就職決まってて,
  研究ばっかりしてそうやのに人見知りでもなくて,
  バイク持ってるのにすごくインドアっぽくて,
  自分のことを『拙者』て言ってて,
  自分の世界でずっと喋ってた人」
  
 なるほど,概ね合っている気はする.
 しかし,僕は自分のことを『拙者』とは言っていない.
 
2008.09.14 Sun
朝6時に起きて,のんびりと帰りの支度をする.

今日は12時宮之浦港発の高速船フェリーで帰ることになっていたので,
それまでに「屋久島観光センター」でおみやげを揃える予定.
根が優柔不断なので,おみやげ選びは基本時間が掛かる.
よって,早め早めの行動でおみやげ選びの時間を確保することにする.


屋久島に来て初めて宿で朝食をとって,7時40分頃宿を出発.
さらば,前岳荘.

前岳荘部屋

最初部屋の鍵渡してくれなかったり(カギかけさせてください),
エアコンが60分100円だったりしたけれど(結局400円分使った),
お風呂は大きいしご飯はいつもしっかりしたものが出てくるし,
こちらの旅行プランに応じて柔軟にご飯を弁当に切り替えてくれたりして,
結構快適な4日間を過ごすことができました.
どうもありがとうございました.


宿を出発して,まずはレンタル原チャを返却しに,原チャで安房まで.

初日に宿のおばさんに「三日間も借りるなんて,もったいないことしたね~」と
到着早々ダメ出しをくらったけれど,三日間借りた判断は正解だった.
バスはかなり時間が限定されるし,タクシーだと長距離移動が多くなるので,
料金がかなり高くなってしまう(一日分のレンタカー代ぐらいになることもある).
なので,レンタカーを借りた方が移動の自由度も高くなるし,オススメである.
乗り捨てができるとさらにオススメである.

ガソリンを満タンにしてから,安房の「YOU SHOP 南国」で原チャを返却.
山道,雨道,大変お世話になりました.
どうもありがとう.
さらば,相棒.


ここからはバスで宮之浦を目指すことになる.
最寄りのバス停に行ってみたら,次のバスが来るまで,まだ一時間弱ある.

少しでもバス代を浮かすために,できる限り歩いて宮之浦を目指すことにする.

結果,バス停3つ分の距離を稼ぐことに成功した.
しかし,その道中でアクエリアスを買ってしまったので,
プラスマイナスゼロのような気がしないでもない.


3つ先のバス停に着いた時点でも,バスが来るまであと20分ほどあったので,
最後にいろいろ写真に収めてみる.

バス停

船行のバス停.

トレッキングシューズ

この屋久島一人旅の最優秀功労賞.
MERRELLのトレッキングシューズ『MOAB GORE-TEX XCR SPORT』.
二日目に縄文杉登山,三日目に白谷雲水峡を散策したわりに
そんなに脚に疲れが残っていないのは,この靴のおかげであろう.
特筆すべきは,やはりその防水性能である.伊達にGORE-TEXを使っていない.
その力は雨の中の白谷雲水峡散策や,島一周中の雨の中で遺憾無く発揮された.
「いつ突然雨が降っても,ぬかるみがあっても大丈夫」という安心感は絶大である.

値段は税込13,340円でそこそこするが,普段履きにも使えないことはないデザインで,
これから先も雨用のバイクシューズとしての活躍が期待できそうなので,思いきって購入した.
おかげで旅行中はこの一足ですべて事足りた.

ちなみに,普段履きの靴で縄文杉登山や白谷雲水峡を散策しておられる方も結構いたけれど,
あまりオススメはできないかな,と思う.
最高に天気に恵まれている日ならそんなことはないけれど,
結構汚れたり濡れたりすることも多いので,
買わずともトレッキングシューズのレンタルだけはしておいた方が良いと思う.

macpac

この屋久島一人旅の優秀功労賞.
macpacのバックパック『カウリ』.
よくあるコーティングとは少し違った防水機構を備えたバックパックである.
強烈な雨のときには,バックパックごと袋に入れたり,
中の荷物をさらにビニル袋に入れておくなどの対策は必要になるものの,
少しぐらいの雨ならこのままでも大丈夫,という安心感は大きい.
macpacのバックパックは性能は良いがデザインがイマイチ,というものが多い気がするが,
その中でもこの『カウリ』の黒はデザイン的にはオシャレではないもののまずまず無難で,
日帰り登山であれば積載容量的にも十分である.
値段は12,390円でこれまたそこそこであるが,これまた雨のときのバイク走行時の
リュックとしての活躍が期待できそうだったので,思い切って購入した.


到着時刻を5~6分オーバーして,バスが到着.
だいたいこれぐらいは遅れるようだ.
バスの中は,僕のような旅行者と,地元の高校生で一杯である.


9時40分頃,宮之浦港入口で下車.
予定どおり,すぐ近くの「屋久島観光センター」でおみやげ選びを開始する.

すでにこの日までに少しずつモノは買っていたので,
残りは大学の研究室と,バイト先と,親と,兄夫婦と,あともう一人分だけを購入すればOK.
時間的にも余裕.


の,ハズだったのだけれど.


大学,バイト先,兄夫婦のおみやげは比較的早く決まった.
しかしこの時点ですでに30分が経過している.
まだ親ともう一人分が決まっていない.
なぜこんなに時間が掛かるのかというと,

1. 屋久島に来たからには屋久杉の工芸品を買わなければいけない気がする
2. でもカタチがあるモノは食べ物のおみやげより選ぶのが難しい(残るから)
3. さあどうしよう

となって,やたらと慎重にならざるを得なかったからである.

結局,親のみやげを選ぶのにそこから10分,
もう一人分のおみやげを選ぶのにさらに30分,
計70分を費やす買い物になってしまった.
優柔不断の本領発揮である.


長き買い物を終え,初日に訪れた『屋久島環境文化村センター』を再び訪れる.
目的は,屋久島の環境保全のための募金である(←二日目参照).
募金とは言うものの,give onlyの募金ではなく,
ここで一部の物品を買う事で,その代金が募金として扱われるのである.

ということで,ここでしか買えないという『図説・屋久島』を購入した.


そして最後に宮之浦港入口にあった,世界遺産登録記念の石碑を写真に収め,
フェリーに乗り込み,屋久島を後にした.

スーパーネイチャー屋久島

さらば,スーパーネイチャー屋久島.


鹿児島・南埠頭に戻ってきたのが13時50分頃.
ドルフィンポートにある『黒豚専科 伊集院』で少し遅めの昼食をとる.
(僕にしては)少しリッチに,おまかせ定食(黒豚リブロースカツ定食)をいただく.
家族連れの方々に先に空いた席をお譲りしたら,店員さんが唐揚げを一つサービスしてくれた.
ありがたくいただく.

たまに順番を抜かされるとそれだけでひどく怒り出す人がいるけれど,
僕の場合,それが合理的な理由であると考えられる場合には,怒らない.
今回の場合は,空いた席が少し広めの座席だったのである.
それならば,確かに僕がそこを一人で占領することより,
家族連れがそのスペースを使った方が無駄が無くて,合理的だと思ったので,
普段は短気な僕でも怒る気が全然起こらなかったのである.

ただまあ,いくら合理的であったとしても,3, 4組立て続けに抜かされたら怒るけれど.
そのあたり,実に扱いにくい人間だなあと自分で思う.
理論と感情論がいつも押し合いへし合いどつき合いしているような人間なのである.
常にフィフティーフィフティー.どちらかに徹することができないのである.


さて,実はこのドルフィンポート,ただいま『篤姫館 』がオープン中であった.
ドルフィンポートのすぐ隣にはNHK鹿児島があるのである.

が,大河ドラマは『新選組!』以外まともに見た事がないので,スルーする.

さて,実はこの南埠頭,すぐお隣の北埠頭に『いおワールド かごしま水族館』があるのである.
そこでは世界最大のジンベエザメが悠々と泳いでいるのだという.

が,スルーする.
実はジンベエザメよりも気になることがあったのである.


帰り方がよくわからなかったのである.
それで大阪に帰れなくのは避けたい.
ジンベエザメよりも,帰りのルートを先に確認しなければなるまい.

正確には,ここからどうやって空港まで行ったらよいのかがわからないのである.
ツアーのパンフレットやガイドブックには空港から南埠頭までの行き方は書いてあるけれど,
南埠頭から空港までの行き方は書いてくれていないのである.

「素直に行きで降りたバス停から乗ればいーじゃん」と思うかもしれないが,
行きで降りた「金生町」のバス停の反対車線側には,空港行きのバス停はないのである.

しばらく彷徨った後,金生町のバス停から少し北に歩いた市役所前のバス停で
空港行きのリムジンバスが出ていることを突き止める.
市役所前のバス停に向かい,バス停前のチケット売り場で乗車券を買った直後にバスが来たので,
ジンベエザメには申し訳ないが,バスに乗り込む.


午後4時頃に鹿児島空港に到着する.
飛行機の離陸まであと4時間ある.
若干余裕をとり過ぎたが,これでとにもかくにも大阪に帰る事はできる.


空港では『屋久杉展』が開催されていた.
屋久杉の工芸品がここで出張販売されていたのである.

屋久島帰りの僕には用のない催しのハズであったが,
そこで売っていた屋久杉の印鑑が目に留まった,
僕はこういう『ちょっと高価な小道具』が好きなのである.
今一番欲しいのは『シャーボX』です.

屋久島帰りにも関わらず鹿児島空港で屋久杉製品を買うというのは,
別に悪いことではないが,何かしらの敗北感を感じ得ない.
僕は負けず嫌いである.負けるのは嫌である.
しかし負けることは別に悪いことではない.
敗北を知ることで人はさらに強くなれるのである.

よくわからない持論を展開して印鑑を購入した.
この屋久杉展は午後6時までの開催だったので,
水族館でジンベエザメを見ていてはきっと間に合わなかった.
世の中何がどう転ぶかわからないものである.


そのまま飛行機の出発時刻まで,この旅の記録を残したり,
『ジャージの二人』の続きを読むなどして過ごした.
『ジャージの二人』は読み終わった.


そして鹿児島空港を発ち,神戸空港に戻ってきたのが,午後9時頃.
ポートライナーで三宮へ行き,阪急三宮駅で電車待ちをしている間に,
iPodで音楽を聴き始めると,急に現実に引き戻されたような気がした.
僕の日常はコレである.


この非日常な4日間で,何か大きく成長できたのかと言われれば,そんな実感はまったくない.
別に縄文杉を見たからといって,急に私生活が活力溢れるものになるということもなく,
今ものんべんくらりと,ダラダラと暮らしていることが多い.
でも,一人で屋久島に行って,山登って,雨に打たれながら森彷徨って,島一周したという事実.
その事実は確固として自分の中にあるので,それがいずれ自分の中で何らかの土台となって,
その土台の上で将来,何かしらが成長して実を結んでくれることを祈るばかりである.


(了)
2008.09.13 Sat
11時過ぎに白谷雲水峡を後にする.
登りがつらかった分,帰りは下り一辺倒で実にスムーズ.
ほとんど原チャのアクセルを吹かすことなく下山する.

一般道に出る頃には雨は止んでいた.
止んでいた,というよりは,雨が降っていない場所に移動してきた,というカンジである.
それぐらい,島の天気は場所によって異なる.


さて,ここからは三日目の後半戦,屋久島一周旅行である.
ここから宮之浦港前を通り,志戸子ガジュマル公園に向かう.


11時50分頃,志戸子ガジュマル公園到着.

ガジュマル公園入口

さあ入ろう,としたトコロで,先客が出てこられた.


あ.


昨日縄文杉登山中に少しお話しした,お姉さんとお姉さんとおばさまの三人組である.
昨日最後に会ったときに
「明日島一周するんで,そのときまた会えたらいいですね~」
なんてことを話していたら,ホントに出会ってしまった.
なんでも宮之浦に宿をとっているらしく,それで近場のここに来てみたとのこと.
大した偶然である.

しかしながら,こちらは白谷雲水峡を散策してきた直後であり,
今ここは晴れているにも関わらず,レインウェアを着込んだ怪しい濡れネズミのような状態であり,
ひどく気恥ずかしい.

そこで少し会話を交わして,別れる.
結局名前も連絡先も聞いていないので,どこの誰なのかは今も全くわからない.
名前ぐらい聞いておけば良かったと,少し後悔する.


気を取り直して,200円の入園料を払い入園.
入口でヤブ蚊避けを兼ねたうちわを貸し出してくれた.

ガジュマル

ガジュマルである.不気味である.

ガジュマルの森

ガジュマル…かどうかはわからないが,ひどく不気味である.


妙なものを見たなあ,と思いでガジュマル公園を後にする.


少し進んだところで,原チャに一回目の給油.
地図で見た限り,ここからしばらくはガソリンスタンドはなさそうだ.


さて,続きいきますか……というところで,再び雨に降られる.
結構,強烈.


雨が顔面打ってなんだかもうよくわかんねえ,やけくそだ,というところで
永田いなか浜に到着.時刻は12時30分.

永田いなか浜

世界有数のウミガメの産卵地らしい.が.

砂浜

この時間&この天気なので,ひとっこ一人いない.
僕自身も正直なところ,実は写真を撮っている余裕がない.
雨で体が冷えきっている.
自販機に向かうも,当然というか,「つめたい」飲み物しか置いていない.
夏の南の島ではあるが,こういう輩のために「あったか~い」飲み物を
一つは常設しておいていただきたい.

近くに『屋久島うみがめ館』が併設されているが,
こんな濡れネズミ状態で入館するのは気が引けるし,
なにより前述のとおり余裕がないので,スルーして先に進む.


20分後,屋久島の最西端,屋久島灯台に到着.

屋久島灯台

灯台以外特に何もないけれど,屋久島の空・海・山・森を一望することができる.

岬の風景

依然として曇り空ではあるが,ここでようやく雨が止んだ.
安房からスタートすると,ここが丁度,島の半周にあたる場所である.
さあ,後半戦の後半戦だ.


ここからは西部林道と呼ばれる道路に入る.
その名のとおりの林道である.


そして林道に入って10分ほどしたところで.


ヤクサル1

ヤクサル2

屋久島に来て初めて,ヤクザルに遭遇.
近づいても,特に逃げるそぶりも見せない.ヤクシカとは大違いである.
どの集団にも小さな小猿がいて,かわいい.


この西部林道では,この後も頻繁にヤクザルに遭遇する.

ヤクサル3

道路に沿ってサルだらけである.

ヤクサル4

カメラを構えている間に一度こっちを見たが,構わず作業を続けるヤクザル.
実に余裕があるというか,大物であるというか,無防備である.


この後もヤクシカが現れたり小猿を背負った親ヤクザルが道路を横切ったりと,
なかなか賑やかな林道である.


途中,海をバックに,道路脇に座っている親子ヤクザルを見かけた.
そのときにはもうヤクザルを撮り尽くした後であったので写真に収めず通り過ぎたが,
少ししてから
「ああ,あれ撮っておけば,mixiのアルバムで『海猿』てタイトルつけれたのに」
と思い,少し後悔する.


そして13時50分頃.『大川(おおこ)の滝』に到着.

大川の滝



大川の滝接近



大川の滝接近2

これはスゴイ.
『日本の滝百選』に選ばれているだけある.
おまけにさっきまでの雨で増水しているものだから,
流れがなんだか大変なことになっている.
思わず何枚もシャッターをきってしまった.
こんなに巨大な滝をこんなに間近で見られることなんて,そうそうないものと思われる.

ちなみに少し離れたところから撮った『大川の滝』.

大川の滝遠望

どれだけ巨大な滝かということが,少しは伝わるだろうか.


僕にしては珍しく,テンションが上がってしまった.
雨の中の白谷雲水峡散策&島半周で体は冷えきってヨロヨロだったけれど,
おかげで少し元気が出た.
非常食用にバックパックに入れておいたカロリーメイトを昼食代わりに食べてから,
大川の滝を後にする.


林道を抜け,14時30分頃,栗生に到着.
ここで,ついに,日の光が差す.

栗生の海2

原チャを停めて,レインウェアを脱いで,少しだけ休憩.

休息


ここから,屋久島第三の町,尾之間へと向かう.
途中,屋久島フルーツガーデンに寄ろうかなあとも考えていたけれど,
男一人で行くのも何だかなあという気がしていたし,
気がつけば入口に続く脇道を通り過ぎてしまっていたようなので,
そのまま先へ進むことにする.

しかしながら,これまでと打って変わって,実に快適な旅路である.
程よく光が差し,程よく風が吹き抜ける.

原チャの旅路

バイクや原チャで良かったなあと思うのは,こういうときである
(←それまでにバイクや原チャゆえの不利益を相当被っている分,感動が大きい).


14時50分頃,平内海中温泉に到着.

平内海中温泉

その名のとおり,海の中にある温泉である.
潮が引いている間しか入る事ができない温泉なのである.
僕がここに到着したときにはちょうど潮は引いていて,入浴可能であった.

しかしながらこの温泉,脱衣場がない.
混浴だし,水着入浴も禁止である.

こういう場合,基本的に僕は入らない.
体はまだ若干冷えていたから,着替えを持って来ていたら入っていたかもしれないけれど.

結局,上の写真だけ撮って戻った.
このカメラを持ったまま左に90度向きを変えると,完全な盗撮である.
つまりは,それぐらいオープンな温泉なのである.


海中温泉を後にしてすぐ,尾之間に到着.
しかしながら,特に見るべきものもないので,そのまま通過.


15時半頃,『屋久島町まごころ市 ぽん・たん館』に到着.
ここで遅めの昼食兼15時のおやつとして,
屋久島名物のたんかんジュースと,ホットサンドを注文.
たんかんジュースがやたらとおいしかったので,
家族と兄夫婦へのおみやげとして瓶入のジュースを2本買って帰ることにする.
重い.


そして16時20分頃,ついに前岳荘に帰還.
白谷雲水峡散策も含めて,屋久島一周,およそ10時間の旅路であった.


そして昨日と同じように,お風呂に入って,夕食.
最終日の夕食は,昨日一昨日と違って,焼肉であった.


夕食後,屋久島での最後の夜なので,珍しく一人でビールで晩酌でもしようかと思ったけれど,
ビールの自販機が動いてるんだか動いてないんだかよくわからなかったので,
コーラで済ませることにする.
実に自分らしいところに落ち着いた気がする.

コーラを買いに外に出たついでに,空を見上げてみた.
初日は雨だったし,二日目は縄文杉登山で疲れ果てて部屋に籠っていたから,
晴れた夜空をちゃんと見上げたのは初めてであった.

目が悪いからかもしれないけれど,別段星がよく見えたというワケでもなかった.
ただ,島の中心部の方の空が,驚くほどに真っ暗だった.
とにかく暗い,黒なのである.
だから,夜というのは本来,そうとう恐ろしいものなのだなあと思った.
大阪の夜空は明るい.


明日はおみやげを買って,島を後にするだけ.
さらば,屋久島.

おやすみなさい.


(四日目に続く)
2008.09.11 Thu
(9/11 感想追記)

本日のスペースシャワーTV内で,初めて『新しい季節へキミと』のPVが公開されました.
宮本さんが一人風に吹かれながら,まっすぐにこちらを見て歌い続けるPV.
そこにCGで四季を表現するいろんな効果が…

ユニバーサルが公式にyoutubeにアップして下さっていますが,
貼付けはできないようなので,リンク先を示しておきます.


http://jp.youtube.com/watch?v=L4fPwiqGDdU



あくまで,あくまで僕自身の感想を言わせてもらえば,
「宮本さんはそのままで充分,というかそのままが一番カッコイイんだから,
 余計なことはしないでほしい…かなあ…」
という感想ですかねー…CG作ってくれた方には,すごく申し訳ない気がするのですが.
CGは確かに綺麗だし,技術的にもすごいのかなあとは思うものの,
それが受けてであるこちらが求めているものかと言えば,それはまた別問題で…
もちろん「こちら」ていうのは,現状たかだか僕一人なワケで,
他の「こちら」の方々には好意的に受けとめられる可能性だって大いにあるワケですが.
なんだか,わかりやす過ぎる表現をCGでキレイにこさえて,それを乗っけてみました,
みたいに見えてしまう…のは,僕が穿った見方しかできないからなのか.
これがベストと判断した監督の意図を,僕が汲み取れていないだけなのか.

でもまあ,見慣れるとさほど気にならなくなってきました.
見慣れないと気にならない,というのは『プロモーション』ビデオとしてどうなのかとは思うけれど.
なんにせよ,初見のときのインパクトは,ある.

ちなみに,最近のPVの中では『俺たちの明日』が一番好きだったりします.
イシくん,セイちゃん,トミさんもずっと一緒だし.


で,とりあえず聞いたところ,歌詞はこんなカンジかな…?
間違っている可能性はおおいにあるので,ご了承ください.
(特に最初の「昨日はキミと~」の部分と真ん中の「焦げついちまった~」の部分.
 あと「彩る」なのか「彩り」なのかハッキリしない)

また,正規版のCDが発売されるか,または何らかの要請がきた時点で
下の歌詞は削除いたしますので,それもまたご了承ください.

歌自体はすごく好きです.特にサビの部分は文句なし.


『新しい季節へキミと』

感じる 戸惑い ためらい そして
昨日はキミと話せなかったからブルー

忙しくて夜空の月も見ていないぜ
光は感じているのに

嗚呼 行き場のないときめき 
心の中 キミを訪ねあぐねていた
毎日まるで 自分という謎を解いていくゲーム
すべてを愛せそうなのに

春夏秋冬 彩る 
光を心に全部集めたら
ここから始まりのグラデーション
新しい季節へキミと

夢を追いかけたり追い越されたり
焦げついちまった心震わせて 空
見上げたとき いつもキミを感じていた
答えなんてきっと簡単なのに

春夏秋冬 彩る
風のように日々生きられたら
俺しか知らない明日へ
今すぐ飛んでゆけるはず

変わりゆく東京の街に
二人の姿重ねていた
季節は巡り
いろんな風を感じてきた
この街でもう一度始めよう

いくつも流してきた涙は 
輝く明日からのメッセージ
ここから始まりのグラデーション
新しい季節へキミと

彩るぜ 明日のグラデーション

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