日常サイト音楽思索エレファントカシマシ屋久島一人旅未分類
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2008.09.10 Wed
午前5時半に起床して,のんびりと支度をして,
昨日と同じく弁当を受け取って6時半頃宿を出発.
今日は昨日のような雨ではなく,ホッとする.
危惧していた縄文杉登山の疲れも,ほとんど残っていないように思う.
しかしそろそろ筋肉痛が二日遅れでやってきてもおかしくない年頃なので,
油断は禁物である.


原チャに乗ってまずは宮之浦方面,白谷雲水峡へ向かう.
今日は午前中に白谷雲水峡を散策し,そのまま午後は島を一周する予定である.


この時間は車もあまり走っていないので,実に快適な旅路である.
道中,妙なモノの前を通り過ぎたような気がしたので,引き返して確認してみる.


ドラえもどき


これは何だろう.
猫型居候ロボットのような気がしないでもないが,何かがおかしい.


あまり構っているのもなんなので,先に進むことにする.


宮之浦川の手前で左に折れて真っ直ぐ,白谷雲水峡への道に入る.
このままだと開園(8:30)一時間前には着いてしまいそうだ.

しかしここで,ちょっとした誤算が生じる.

ここから先は結構な山道となる.
そして,坂道では原チャの速度が著しく遅くなるのである.
フルスロットルで時速20kmを下回ることもしばしば.
普段地元では230ccのオフロードバイクに乗っているので,
原チャが坂道でここまで遅くなるものとは思ってもみなかったのである.
ガソリンもみるみる減っていく.

さらに道路一面が整備中で砂利道となっている箇所があり,
本当に道が合っているのかどうか不安になる.
やはり道路財源は重要なのか.

さらに追い打ちで,強烈な雨が降ってきた.
砂利道走行中であったが,原チャを停めて,急いでレインウェアを身にまとい,
バックパックを先日の大きな袋に入れ直す.
今日は雨と無縁で散策できるかと思いきや,やはりそう簡単にはいかないようである.


強烈な雨の中,砂利道を越え,車が一台しか通れないような道を越え,
7時50分頃,ようやく白谷雲水峡へと到着.
開園まであと40分もあるが,予想していたよりは結構時間が掛かってしまった.
警備員の誘導に従い,原チャを停める.

その気になれば開園を待たずとも散策は可能そうだが,
ここはおとなしく朝食の弁当を食べながら,正式な開園を待つ.

白谷雲水峡入口
(入口で撮った川.絶賛増水中.)

強烈な雨はまだまだ止む気配がない.
…これで散策なんて可能なんだろうか.


8時半ちょうどに管理の方が来て,協力金300円を払って入園.
入園して早々,巨岩の上を登っていくことになる.

憩いの大岩

後で調べたら,これは『憩いの大岩』と言うそうだ.


二代杉を過ぎ,さつき吊り橋手前で原生林歩道に入る.

原生林歩道

少し雨は弱まったけれど,白いモヤがかかったような,薄暗いようなで,
視界はあまり良くない.


原生林歩道に入ってすぐ,二代大杉が待ち構える.

二代大杉

このレベルの杉なら縄文杉登山のときにいくつも見たが,
今の方が体力的にも余裕があり,またすぐ近くで見られる分,感動は大きい.

その近くで,妙にぐねぐねしたものを見つけたので,一応写真に収める.

ぐねぐねしたもの

このあたりで,写真が妙に白っぽく写っていることに気づく.
原因は明白,モヤがかっている中でフラッシュをたいて撮影していたからである.
これ以後,フラッシュを手動で切って撮影することを覚える.
LUMIXの『おまかせAI』モードも,さすがに万能ではない.

というワケで,フラッシュを切って撮影した原生林歩道の様子がコチラ.

真原生林歩道

そう,これが僕が実際に歩いていたときの原生林歩道の風景である.
とにかく薄暗い.しかしそれゆえに,神秘的な雰囲気である.

しかしこの原生林歩道,
縄文杉登山のときの大株歩道ほどシンドイものではないにしても,
かなり本格的な登山道である.
そして,道が縄文杉登山のときよりもわかりにくい.
縄文杉登山のときは基本的に一本道であったが,
コチラは木に結びつけられたピンクのリポンを頼りにしなければ,
道がハッキリしないところがいくつもある.
探検気分を味わえること請け合いである.


そしてリボンを頼りにしばらく進むと,突如姿を現すのが

三本足杉

三本足杉.
これは,スゴイ.
屋久島に来て初めて,思わず「何だコレ…」と独り言を呟いてしまったほどである.
写真ではその巨大さがイマイチ伝わらなさそうなので,
三本足の内の一本にできる限り接近してみる.

三本足杉接近

さらに根元から上部を見上げる

三本足杉上部


これでも伝わらない木が,もとい,気がするが,
とにかく何か,"異質な木"である.


道中,沢を渡らなければいけないところもある.

沢

沢渡りの途中で上流を見上げる.

沢上流

「これぞ屋久島!」と思わせてくれるような風景である.


沢を渡って少し進むと,ここでもヤクシカに遭遇.

ヤクシカ再び

すでに縄文杉登山で2匹,白谷雲水峡でもこれが2匹目である.


そして三本槍杉を経て,奉行杉.

奉行杉

これがまた,息を呑むほどの大きさである.


さらに進んでドラクエのような橋を渡る.

ドラクエ橋

ここを越えたあたりから,雨が再び強くなってきた.
それはもう本当に強くて,カメラを構える余裕がなくなってきた.
どのぐらいの雨かというと,
頭に乗せておいたタオルを頻繁に絞る必要があるぐらいの雨である.


原生林歩道のゴール近くになって現れる,二代くぐり杉.

二代くぐり杉

そして原生林歩道のゴール,三叉路に到着.


ここからさらに歩く事10分程度.

もののけ姫の森

白谷雲水峡散策の最終目的地,『もののけ姫の森』に到着.

もの

看板を越えてすぐのポイント.
なるほど,幻想的である.木霊が出てきてもおかしくはない.

少し進んだところで,言霊ではないが,三たびヤクシカが現れた.
このもののけ姫の森には明確な区切りはないらしいので,
このヤクシカをこの白谷雲水峡のゴール,シシ神様と見立てて,引き返すことにする.


帰りは原生林歩道ではなく,楠川歩道を通る.
こちらは原生林歩道のような見所はほとんどないものの,
原生林歩道に比べて遥かに歩きやすい道となっている.
「とにかく『もののけ姫の森』に行きたい!」というだけなら,
往復共にこちらのルートを通るのがオススメである.

しかし,道自体は確かに歩きやすいものの,雨は依然として強烈であり,
さすがに道のあちらこちらが水たまりと化していた.
このときほど防水仕様トレッキングシューズを頼もしく思ったことはない.
昨日の縄文杉登山のときを上回る活躍っぷりである.


そうして,止まない雨の中,さつき吊り橋へと帰ってきたのが午前10時40分頃.
散策を開始してから2時間と10分である.
吊り橋の上から川の様子を写真に納める.

さつき吊り橋

雨による増水で,もはや激流である.

しかし,さすがはLUMIXの手ブレ補正.
揺れる吊り橋の上からでもキレイに写真が撮れる.


言っている場合ではない.さっさと渡ってしまおう.


さて,この白谷雲水峡散策もほとんど終わりに近づいているのだけれど,
実はまだ大事なものを見ていない.
行きはちょうど撮影場所っぽいところがなんだか賑やかだったので,
帰りに見て帰ろうと思っていたもの…"飛流おとし"である.
屋久島のガイドブックを見ていたときに,岩の上を水が軽やかに流れ落ちて行く,
実に涼しげで美しい写真が掲載されていたので,
ぜひともお目にかかりたいと思っていたのである.


が.


"飛流おとし"があると思われる場所を見回してみても,
それらしい軽やかで涼しげな水の流れは見当たらない.
見つけたものは…


飛流おとし?

激流.


…これはただの滝だったのか,
それとも増水のあまりもはやただの滝と化した"飛流おとし"だったのか.
帰ってきた今となっては,謎である.


こうして若干のしこりを残しながら,僕の白谷雲水峡散策は終わった.
終止雨に降られてしまったので,想像を遥かに上回る大変さだったが,
それでも来てよかったと本当に思う.
正直な感想を言わせてもらうと,
屋久島に来て,屋久島の自然を堪能したいと思うなら,
縄文杉登山よりも白谷雲水峡散策の方がオススメである.
縄文杉登山は,何というか,
『俺は縄文杉登山行ってきたぜ!』という達成感と,自慢話が欲しい人向けである.
白谷雲水峡を散策するときは,できれば行き帰りのどちらかで原生林歩道を通っていただきたい.
結構な登山道になるが,それでも行く価値は十二分にある.


予想以上に長くなってしまったので,三日目は前後編に分けます.
後編は『屋久島一周編』.
でも,前編よりは短くなると思います.

2008.09.08 Mon
屋久島三日目は半分ぐらい書いたところです.
早いとこそっちをケリつけたいところなんですが,
今週のジャンプを読んでいろいろ思ったことがあったので,
優先してメモしておくのである.


・ここのところ驚異的に面白くなっていた『ワンピース』.
 ここでまさかの"麦わらの一味『完全崩壊』".
 どうなるんだ,これから.
 ますます目が離せないではないか.

 しかし,ルフィがここまで打ちのめされたのって,初めて見たかもしれないなあ…
 ルフィが涙を流すのはいつだって仲間のことがあるときだけど,
 今回のルフィの涙は,見ていて本当にツラかった.


・『バクマン』.漢(おとこ)の浪(ろ)マン.
 確信犯過ぎて笑います,ガモウひろし先生.
 (※↑確信犯の誤用例.正しい使い方はコチラ


・ 『To LOVEる』.
 今週の春菜は何か異常にかわいかったです.以上.


・『ダブルアーツ』が終わってしまった.
 何となく打ち切りの気配は感じていたけれど,非常に,非常に,残念.
 "トロイ"と"フレア"と"ガゼル",結局それらが何だったのか,
 それらが一切解明されないままに終わってしまった…

 結構好きなマンガでした.
 少なくとも,僕の中では,『ぬらりひょん』とか『バリハケン』とかより,ずっと.
 ともすれば,『Dグレ』とか最近の『BLEACH』とか『リボーン』よりも.
 絵柄も親しみやすいし,
 『常に手をつないでなきゃいけない』ていう設定もおもしろいと思ったし…

 確かに強烈な求心力みたいものはなかったかもしれないけれど,
 それでも何と言うか,ずっと載っていてほしかったというか,
 なんか載ってるとほっとするというか何と言うか.
 そういうマンガでした.

 キリのポーカーフェイスは,見事でした.

 『ライジングインパクト』みたいなまさかの復活とかないかなあ…
 さすがにムリかあ…
2008.09.08 Mon
(9/8追記分)

ユニバーサルの公式サイト内で発売前30秒スポットが公開されています.
が.
これは,PVの一部?何かちょっと,(イメージと)違うような…
ジャケ写真は文句無くカッコイイんだけどなあ.


(9/4追記分)

UNIVERSAL MUSICのサイト内で『新しい季節へキミと』の試聴が可能になりました.

エレファントカシマシUNIVERSAL MUSIC OFFICIAL SITE


…と言っても,着うたと同じ,サビの部分だけですが.
まだ聴いたことないよ,という人は,是非.


(8/20さらに追記分)

YouTubeで見つけた,宮本のモバイル配信連載の告知.
バックでこっそり(?)流れてるのが,『新しい季節へキミと』.
今んとこ着うたで配信されてるのはサビの部分だけだから,
この部分(出だし)は現状貴重かも.



↑削除されてたらごめんなさい.


(8/20追記分)

『新しい季節へキミと』10月1日に正式リリース決定.
早い.ありがたい.
で,初回限定版のDVDの内容が…

>> 「パワー・イン・ザ・ワールド」「孤独な旅人」「今をかきならせ」「友達がいるのさ」
>> 「笑顔の未来へ」「FLYER」「俺たちの明日」「今宵の月のように」
>> 全8曲収録

多!これで1800円なら買い,かな.

さて,今回は通常版はどうしようかな
(←『桜の花~』のときは初回A,初回B,通常版を買った.
 で,この曲を是非聞いてほしかったから,通常版はある人に差し上げた).
今回こそ,初回版のみかな…でもまたジャケが違うんだろうなあ…


(8/7追記分)

『新しい季節へキミと』は10月リリース予定で,
またしても初回限定版と通常版.
初回限定版には今年の日比谷野音から数曲のライブ映像を収録したDVD付き.

「またかい!」と思うけれども
エレカシのライブ映像がこういうカタチで手元にドンドン残ってくれるのは,
やっぱり嬉しいのである.

それにしても,今回も亀田誠治さんがプロデュースしたんだなあ.
そりゃあ,『桜の花~』と兄弟みたいに感じるハズだわ.


(8/1の記事)

エレカシのニューシングル『新しい季節へキミと』の着うたが配信開始されていたので,
早速ダウンロード.
まさしく野音のラストで披露された新曲.
まさかこんなに早く正規音源で聴けるようになるとは.

さて,野音が終わった直後は
『これは売れ線だけど,ちょっと弱いかな~?』
なんて感想を書きました.

今改めて聞いてみても,やっぱり『売れ線』的な音楽だなあという感想が出てきます.
でも,「だからヤだなあ」とは全く思いません.
『売れ線な音楽』→『良くない』では,決してないのである.
そもそもは『良い』→『売れ線な音楽』という流れのハズなのだし.

しかしこれはまた,ホントに良い歌だなあ.
サビしか聞いてないけど,聞いてるとなんかちょっと泣きそうになって,
それでいて背中をドーンと押してくれるような,そんな歌.
繰り返し何回も何回も聞きたくなる.
うん,決してそんなに弱くない.

『桜の花,舞い上がる道を』の兄弟みたいな歌です,というとしっくりくるなあと,
個人的には思ったり.

このところコンスタントに新作が発表されるので,本当に嬉しい.
『桜の花,舞い上がる道を』と『新しい季節へキミと』.
この2曲で,次のアルバムの方向性というか,雰囲気はほぼ決まった気がする.
この調子ならリリースもそんなに遠くなさそう.
非常に楽しみである.
2008.09.05 Fri
午前4時頃起床.
雨,やっぱりザンザカ降ってます.

……

腹を括ろう.そして前向きに考えよう.

俺はこの雨多き屋久島旅行のために,とりわけ縄文杉登山のために,
わざわざ防水仕様のトレッキングシューズを購入し,
防水使用のバックパックを購入し,レインウェアまで新調したのである.
正に『備えあれば憂いなし』を地で行く展開ではないか!
やったね!

そして実際,これらの装備は旅の間,本当に役立ってくれたのである.
これらのアイテムの詳細については,4日目の日記で触れようと思う.


とにもかくにも腹を括って,長袖長ズボンの上にレインウェアをバッチリ着込む.
バックパックは一応防水仕様だけれど,さすがにそれでも防げそうにない雨だったので,
バックパックごと大きな袋(←よくスポーツショップなんかで大きなものを買うともらえる,
ヒモがついてて口を絞ることができるヤツ)に入れていくことにした.
登山のプロは雨用のバックパックカバーを持っているみたいで,
実際それを使っている方は非常にたくさんいたのけれど,僕はどうもあれが好きでない.
なぜなら,確かにバックパック内への水の侵入はそれで防げるけれど,
肩に下げてる部分はそのカバーでは守れず濡れてしまうからである.
「どうせならパックパック丸ごと守ったらあ!」という人には,
こういった肩から下げれてパックが丸ごと入るような大きな袋がオススメである.


そしてお弁当を受け取って,4時45分頃宿を出発.
真っ暗でかつ雨も強くて,視界最悪の中.
レンタルした原チャに乗って,荒川登山口への途上の屋久杉自然館へと向かう.

毎年なのかどうかは知らないが,今年の8月1日~30日の間は混雑緩和の理由で,
荒川登山口への道は一般車両の乗り入れが規制されていたのである.
そのことは事前に知っていたので,屋久杉自然館に原チャを停めて,
そこから荒川登山口へのシャトルバスに乗り込む.
5時15分発のバスに乗り込み,6時少し前に荒川登山口に到着した.

荒川登山口

この時間でもすでにたくさんの人がいる.
トイレにいたっては行列ができている.
少なくとも2~3時間はトイレがない道になるので,それも致し方ない.

多くの人に倣って軽く準備体操をして,早速登山を開始…する前に,
宿で書いてきた登山届けを提出しておこう.
当たりを見回すと,確かに登山届けをいれておく箱(カギ付)はある…んだけど,
確か登山届けは無事下山するとその旨を通知せねばならなかったハズ.
この場合は誰に通知すればいいんだろ?自分で届を回収することもできないし…



わからないので提出せずに登ることにする(←危険なので止めましょう).
どうやら,宿の人に提出しておくのが一番正しかったようだ.


改めて,午前6時頃,登山スタート.
幸いな事に,雨はだいぶ小雨になってきた.

ツアーは申し込んでいないので,完全一人旅である.
だってオプションでツアー申し込むとプラス11,500円なんだもんなあ…


トロッコのレールに沿って,トコトコ歩く.

トロッコ道

ツアーを申し込んでいる方々は,要所要所で立ち止まってガイドさんの説明を聞いている.
きっと休憩も兼ねているのだろう.
無理なく登りたい人や,登山中の隠れた見所なんかも全部味わいたい人は,
やっぱりツアーを申し込んだ方がいいかもしれない.

僕はとりあえず,その方々の横を通ってザクザク進む.
途中,

安全な橋


こういう「ちょっと危ないなあ」という橋もあれば,

危ない橋

こういう「すごく危ないなあ」と思う橋も結構ある.
普段なら「わー,これはアカン!アカンでえ!ムリムリムリ!」とか騒いで
尻込みしているところだが,一人旅ゆえ,
騒いだところでそれを聞いてくれる人もいないので,サッサと渡ってしまう.


登山を開始しておよそ40~45分で,小杉谷集落跡に到着.

小杉谷集落

ここでいったん装備を整える.
雨はほとんど気にならない程度になっていたので,レインウェアの上を脱ぎ,
バックパックを袋から取り出して通常通り背負う.
防水仕様のバックパックは,こういう小雨のときにこそ威力を発揮する.
小雨を気にせずガンガン進める安心感は素晴らしい.


登山開始およそ1時間で,白谷雲水峡への分岐点,楠川分れに到着.

楠川分れ
(下山方向から撮影)

ここから少し進んだところがちょっとした広場になっていて,
そこにはバイオトイレなるものが設置されていた.
お世辞にもキレイとは言えないトイレだけれど,
大株歩道入口まではまだまだ距離がありそうなので,登山者には重宝されるだろう.

この広場で,お姉さん・お姉さん・おばさまの三人組と出会い,
少しの間一緒に行くことになった.


そしてそこからすぐに出会ったのが,三代杉.
大株歩道に入るまでの一番の見所である.

三代杉

三代杉・中
(三代杉の根元の空洞の中.焦って撮ったのでブレました)


さて,これまでは普通に歩いているだけで,
前の人をサクサク抜いていくことができたのだけれど,
先ほど出会った女性の方々はその装備からして山歩きには慣れた感じであり,
最初は同じぐらいの速度であった.
途中から少しずつ僕の方が早くなってきたので,
なにか申し訳ない気がしながらも,先に進ませてもらうことにした.


しばらく歩いたとき,ようやく晴れ間が見え出した.

登山晴れ間

このままの天気が続いてくれればいいなあと思いながらも,
やはりそう上手くはいかず,この後はずっと曇りであった.
でも,雨が止んだだけでも十二分にマシである.


そして,それから10分後.

ヤクシカ
「あ!やせいのヤクシカがとびだしてきた!」

ポケモンマスターがポケモンと出会ったときはこんな感じなんだろうなあと思った.


そしてその直後,初めて逆方向からの歩行者,すなわち下山者に出会う.
時刻は7時55分ぐらい.
…縄文杉まで行ってきたにしては,いくらなんでも早過ぎやしないか??

まあそういうことあるかもしれない,ということで,さらにサクサク歩く.


登山開始からおよそ2時間で,大株歩道入口に到着.

大株歩道入口

この橋の奥がちょっとした広場(行き止まり)になっており,
そこでお手洗いや給水が可能である.
ここでここからの本格的な登山道に備え,朝食の弁当を平らげて一息つく.


大株歩道入口まで引き返すと,途中で分れたお姉さん方がちょうど到着したところであった.
お姉さん方に別れを告げ,一人大株歩道へと入る.


ここから先は本当の登山道で,トロッコ道のような歩きやすい道では全然ない.

道なき道

こんな感じで道なき道,とまでは言わないまでも,素直には歩けない道が続く.
両手両足,フル活用.持って来た軍手が大活躍.
そしてそれ以上に大活躍だったのが,防水仕様(Gore-Tex使用)のトレッキングシューズ.
早朝に降っていた雨のせいでぬかるんでいる箇所が結構たくさんあったが,
そんな中でもこれのおかげで気にせずガンガン進むことができた.
ものすごい安心感.


大株歩道に入って25分程度で,ウィルソン株に辿り着く.

ウィルソン株

株の中にうっすら見える青いものが,中の人の背負っているバックパックである.
それを基準にすれば,この切り株がいかに大きいかがわかるであろう.

株の中の祭壇
(切り株の中にある祭壇)

株の中から見上げた空
(切り株の中から見上げた空)


さて,高性能なトレッキングシューズのおかげでここまでガンガン進めてきたワケだけれど,
ただ,ガンガン進めてしまうのはある意味困り者であって.

なんせ一人旅なので,当たり前だけれど,誰も「休め!」とは言ってくれないのである.
なので,ここまで食事時以外は特に目立った休憩もとらずに,
サクサクガンガン歩いてきたのである.

そのツケが,ここで一気に襲いかかってきた.

ウィルソン株を越えたあたりでは,キチンと階段が備え付けられていることが多いものの,
この階段が結構急で,しかも結構連続する.

ここで,体力と足の限界が来た.

普通に階段を登っているだけで,激しい運動をした後のように汗がしたたり落ちる.
階段を這いつくばるようにして,両手両足を使って登る.

明らかに,ここまでの自分のペースがオーバーペースだった,ということを痛感する.

でもなんか,立ち止まって休む気にもなれず,のろのろと歩みを進める.


疲労のピークを過ぎた頃から,登山道に慣れたこともあって,
比較的軽やかに山道を越えて行く事ができるようになった.
「あー,今の俺のこの様子を誰かが動画に納めててくれたら,多分二,三人は惚れるな」
などという妄想を抱く余裕も少しは出てきた.


そして大株歩道に入って一時間弱,大王杉に辿り着く.

大王杉下部

とてもじゃないが,ワンフレームで収まる大きさじゃない.


さらにここから歩く事5分,今度は夫婦杉とのご対面.

夫婦杉

左が妻で,右が夫なのだそうだ.
さあ,あと少し.


そして大株歩道に入って1時間と10分,登山口からスタートして3時間と20分,
時刻は9時20分.
ついに,縄文杉に到達.

縄文杉下部

わざわざ展望デッキが設けられているからそう感じるのかもしれないけれど,
その存在感はやっぱり他の杉とは全然違う.

僕がここに着いたときには,すでに4~5人の人がここに到着していた.
僕は縄文杉の写真を4~5枚ほど撮影し,その場にいた人に頼んで,
縄文杉と僕のツーショットを撮ってもらった.
今回の一人旅で唯一の,僕自身が写っている写真となった.

そして10分程度そこに滞在して,僕は帰路に着いた.
今にして思えば,もう少しゆっくりしていってもよかったかな,と思う.

ちなみに,この展望デッキ,auの携帯電話でアンテナが一本立ちました.
メールの受信程度なら,ギリギリ可能なレベル.
写メの送信はさすがにキツそうだ.
他のキャリアの携帯ならどうなのだろうか.


さて,帰路は当然下りになるぶん,行きに比べると少しはマシである.
よって,掛かる時間も当然早くなる…と思いきや,
ほとんどの方がその時点では縄文杉を目指して山を登っている途中なので,
その方々を優先して道を譲りながら下山していると,
なんだかんだで掛かる時間は同じであった.

どうやら僕は日帰り登山の中ではかなり早く進んでいた方らしく,
帰りにすれ違ったツアーガイドさんに,
「多分キミが日帰り登山の最初の下山者だよ」
と言われた.
なるほど,僕が行きですれ違った人達は,ひょっとしたら山で一泊してから
下山してきた人達なのかもしれない.
でも,少なくとも僕が縄文杉に到達したときにはすでに先客がいたワケだから,
おそらくその人達は縄文杉付近の休憩舎で休んでいたのだろう.

しかし,下山中,実に実にたくさんの人達とすれ違った.
少なくとも100回以上はコンニチハを言った気がする.
これだけ大量の人が登っているのだから,
もうすぐあの縄文杉の展望デッキは人でいっぱいになるのだろうな,と思った.

下山途中,登り中の人に「あとどのぐらい(で縄文杉)ですか??」と聞かれると,
ちょっと得意な気分になる.
「俺もう言って来たんだZE!」みたいな.
でも,「あと10分ぐらいで着きますよ!」と言えるときはこっちも向こうも気分がいいのだけれど,
「…あと40分ぐらいです…」と答えなきゃいけないときには,
なんだかすごく申し訳ない気分になるのであった.


行きと同じぐらいの時間で,大株歩道入口へと戻ってくる.
ここからはまたトロッコ道を2時間程度歩くことになるので,
ここにあるお手洗いで用をたしておくことにする.

……

屋久島では,至る所で「環境保全のための寄付金募集」のポスターを目にする.
つまり,高い山の上に設置してあるトイレを清潔な状態に保つ為には,
多大な労力とお金が必要なので,そのためにご協力をよろしくお願いします,というものだ.

とりあえず,屋久島を出る前に絶対どこかで寄付してから帰ろうと,
そう決意させてくれるようなトイレであった.


大株歩道では実にたくさんの人とすれ違ったけれど,
もうこの時間(午前11時前)になると,トロッコ道を登ってくる人はほとんどいない.
この時間にトロッコ道を歩いているようでは,
もやは日帰りで下山することができなくなる可能性があるからである.
というワケで,トロッコ道ではまれに一泊装備を持った登山者と出会うだけで,
ほとんどは孤独な帰り道であった.


そして,午後12時半頃,荒川登山口に到着.
トータル6時間半の旅であった.
見渡す限りでは,どうやら僕は日帰り登山の2番目の帰還者だったようである
(1番目は,大株歩道入口付近で僕を抜いていった,登山慣れした格好の人であった).

一般にこの縄文杉登山に掛かる時間は8~10時間とされているので,
かなり早いペースで行って帰ってきたことになる.
僕の後に帰ってきた,僕より少し若そうな男の子3人組も同じく6時間半で帰ってきたようなので,
ツアーなしの20代男子であれば,だいたい6時間半で帰ってこられるようである
(ちなみに僕自身のスペックは,登山経験過去になし,普段の運動は週に1, 2回ジムに行く程度).
ただし,休憩もロクにとっていないし,見所一つ一つをじっくり見るということもしていない,
という条件の下なので,もう少しゆっくりしたとして,だいたい7時間ぐらいが普通だろうか.


でも,この縄文杉登山は決してタイムトライアルではないので,
無理して早く帰ろうなんてことは絶対考えなくていいな,と思った.
事実,僕は12時半に登山口に帰ってきたけれど,
屋久杉自然館へと戻るシャトルバスが14時半までなかったので,
結局2時間ほどそこでぼーっと待つ事になった(夏期交通規制期間中だったので).
タクシーを呼ぶという手段もあったけれど,あいにく一人旅の身の上では
そんなにもったいないことはできない.


バスが来る14時半頃には,結構な数の,バス一台の座席が埋まる程度の人が
すでに下山してきていた.
そして,屋久杉自然館へと戻ってきたのが15時20分頃.
そこでせっかくだからと屋久杉自然館の中を見学したが,
カラダはボロヨレで,何だか頭もボーっとしていて,あまり堪能した気がしない.
とりあえず,そこで自然館限定のマグカップと樹の精時計を購入し,
近くの『杉の茶屋』でたんかんシロップのかき氷を食べて,
原チャを運転して宿へと帰還した.
そして,お風呂に入って,夕食を食べて,友達から借りてきていた
『ジャージの二人』を途中まで読んで,力尽きて,寝た.


明日は5時半起きで,白谷雲水峡散策と,屋久島一周旅行.


(三日目に続く)
2008.09.03 Wed
神戸空港からまずは鹿児島へと向かう.

神戸空港

本当は家からは大阪伊丹空港の方が遥かに近いのだけれど,
ツアー(添乗員なしのフリープラン)に申し込むのがギリギリになってしまったので,
止むなく神戸から向かう.おかげで朝の4時半起き.


鹿児島空港に着いたのが9時半頃.
ここから,屋久島への高速船が出ている南埠頭まで移動することになる.
空港発のリムジンバスに乗って,まずは金生町のバス停まで.


危うく寝過ごしそうになる.こういうところが一人旅の怖いところである.


バス停を降りたら歩いて南埠頭まで.
「南埠頭へはバス停からタクシーで~」なんて書いてある
パンフレットもあったりするけど,十分歩いていける距離である.

桜島

南埠頭からは桜島がよく見える.

埠頭には大型観光スポット『ドルフィンポート』があったので,ここで早めの昼食をとる.
筑豊ラーメン『山小屋』で,昭和(むかし)ラーメン 770円.
スープはおいしいけど煮玉子は近所のラーメン屋の方がおいしい.

12時20分に高速船ロケットに乗って屋久島へと向かう.

ロケット

高速船を待っている間,同じように一人で屋久島へ向かう人と二,三言葉を交わした.
なんでも神奈川から来たのだとか.遠路はるばるお疲れさまである.
でも俺も相手も
「今回思い切って一人旅しちゃいました!」的な人=基本シャイなあんちくしょう
なので,お互いあまり積極的に会話せず.


屋久島の宮之浦港に着いたのが午後2時過ぎ.天気は曇り.
覚悟はしていたものの,やはりいつ雨が降り出してもおかしくない雰囲気.

屋久島到着

とりあえず,港のすぐ近くにある屋久島環境文化村センターに向かう.
展示物をぐるっと一回りして,島についてのいろんなパンフをGETする.

そして今度は,ちょっと距離があるけれど,
その足でそのまま屋久島町歴史民俗資料館へと向かった…のだけれど.

最初はそれがその建物だとは気が付かなかった.
というぐらい,目立たない建物であった.
地域の公民館をそのまま資料館に仕立て上げたかのようで,
開館してるんだかしてないんだかよくわからない.

………

せっかく来たけれど,入らずに済ませることにする.


さて,ここまでで大体2kmぐらい歩いたワケだけれど,
さすがに荷物を抱えてこれ以上歩くのは体力的にツライ.
バスに乗って,俺の泊まる民宿のある安房地区を目指すことにする.

屋久島のバスは平均すると大体一時間に一本のペース.
資料館から少し歩いた「宮浦小前」バス停で,
ジャストのタイミングでバスに乗り込む.
ここからバスで島1/4周の旅.

今回泊まることになった民宿『前岳荘』.
実はここに泊まることに決まったのは,屋久島出発の2,3日前であった.
前述したとおり,ツアーに申し込むのが遅れてしまったので,
宿は確保できるものの,それがどこになるかはわからない,
という状況での申し込みだったのだ.
なので,前岳荘がどんな宿なのかは,実はよく知らない.
宿のホームページも見ていない.
…これが仇になった.

オリ○ンツアーのチケットに同封されていた地図と,
る○ぶの綴じ込みマップを頼りに,最寄りとおぼしきバス停「春田」で下車する.
料金840円.
お札しか持ってなかったので,思いっきり下車にもたつく.
すみませんでした.

さて,地図によれば前岳荘はバス停降りてすぐ…のハズなのだけれど,
あたりをウロウロしてもそれらしきものはない.
おまけに雨まで降り出してきた.
…仕方がないので,勇気を出して近くのお店の老夫婦に道を尋ねる.

「ここからまだまだ先!橋を2つか3つ越えたところ!」

……オ○オンツアー!る○ぶ!( ゚Д゚)


結局そこからバス停にして2つ分の距離を歩くことになった.
これはどうみても地図の方が間違っている.
(今前岳荘のHPを確認すると,ちゃんと2つ先のバス停が指示されていた)


午後4時40分頃にようやく前岳荘に到着.やれやれ.

前岳荘

荷物を置いて,30分ほど歩いて安房の中心地区へと引き返す.
午後6時頃から『YOU SHOP 南国』で原チャレンタルの予約を入れておいたのである.

「どうせ引き返すんなら,その安房中心地区でバス下車して,
 原チャ借りて宿に向かえば良かったのでは??」

と思った方,正解.
でも当時の僕はとにかく荷物を先に下ろすことを優先したかったし,
バイクをレンタルする時間も変に遅くしてしまっていたのである.
このあたり,まだまだ旅慣れていない証拠である.

レンタバイク

4日目の午前中まで借りる約束で,8500円(Webクーポン使用).
レンタカーより安いし,バスやタクシーで移動し続けるより遥かに便利.
普段は230ccのバイクに乗ってるだけにパワー不足は感じるけれど,
通常の移動に関して言えばさして問題はない.


そのまま宿に帰っても良かったのだけれど,夕食まではまだまだ時間があったので,
全然予定はしていなかったのだけれど,千尋(せんぴろ)の滝まで行ってみた.

千尋の滝

落差約60m.
一見ダムを水が流れているだけのようにも見えるけれど,
これは人工のダムではなくて,天然の花崗岩の上を水が流れ落ちているのである.
そのことを知った上で見に来ると,結構感動するかもしれない
(←後で知ったので「へースゴイね」程度の感動で終わってしまった人).


宿に帰って午後7時半頃夕食.
る○ぶにも載っていた屋久島名物『首折れサバ』が皿に並んでいたりして,
結構豪勢な感じの夕食であった.
なお,夕食の写真がないのは,一人でご飯に向かってカメラを向ける勇気がなかったからである.

その夕食の場で,翌日予定していた縄文杉登山のためのお弁当を依頼.
なんと昼ご飯のお弁当までつけてくれるらしい.
ツアー料金にはお昼代は含まれていなかったので,ラッキーである.

「明日は(降水確率)70%だから,絶対雨降るよ!
 大変だねーガハハハハハ!」(by 民宿のオヤジ)

…「屋久島は雨が多い」というのは聞いていたから,覚悟はしていたものの,
やっぱり,アンラッキーである.
特に僕の場合は登山のオプションツアーなし,一人で山に登るつもりだったので,
あんまり雨が強いと遭難するんじゃないかと不安になる.


翌日は4時起きだったので,その日は早い目に就寝した.

……が.

雨が強烈に宿の天井を打つ音で何度か目が覚めた.

…こんな雨の中でホントに登山なんかできんのか?

かなり不安になりながら,その日はそのまま無理矢理眠りに就いた.


(二日目に続く)
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